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分かりやす~くヘルペスの種類とそれぞれの症状を解説!

2019年10月09日
病原体

ヘルペスは単純ヘルペスウイルス感染により、多彩な症状を引き起こすことになります。類似しているようで実はそれぞれの症状には違いが見られます。一生の間にかかる可能性のある単純ヘルペスウイルス感染症の種類や症状の特徴などについて検討してみましょう。

水ぼうそうはウイルス性耳下腺炎のこと、唾液を分泌する耳下腺に炎症がおきて腫れたり発熱したりする病気です。水ぼうそうは一度罹患すると生涯免疫を持つことになりますが、最近では予防接種の恩恵で子供の患者は大きく減少しているようです。水ぼうそうに感染すると、原因ウイルスは腰の神経組織周辺で休眠状態のまま生息しています。それらが再活性化すると水痘・帯状疱疹を発症することになります。

水痘・帯状疱疹の特徴は左右いずれかの一方の神経組織の分布にそって水ぶくれや痛みが出ることです。痛みはしばしば強く、水痘・帯状疱疹の症状が沈静化しても神経痛が後遺症に残る場合があります。
いわゆるヘルペスと呼ばれる疾患は、大別すると口唇ヘルペスと性器ヘルペスに分類することができます。いずれも単純ヘルペスウイルスに罹患することで、皮膚や粘膜に水ぶくれができたり痒みや痛みなどの自覚症状に見舞われる点で共通していますが、種類と分布場所に応じて症状が出現する部位に傾向がみられます。
口唇ヘルペスは単純ヘルペス1型を原因に発症し、くちびるやその周辺の皮膚や顔面三叉神経にそって水ぶくれが発生し、痛みやかゆみを伴います。口唇ヘルペスの原因ウイルスはありふれたもので、幼少時に両親の唾液に接触することで感染することが多いとされています。初回感染時は無症状で経過する場合も多いですが、なかには強く病状が出現する場合もあるとされているのです。特に幼少の子どもで問題になるのがヘルペス性歯肉口内炎。単純ヘルペスウイルスに初めて感染したときに多い症状になります。

ヘルペス性歯肉口内炎になると39度前後の高熱が数日間持続し、口腔粘膜には複数の潰瘍が出現することが珍しくありません。特に歯茎がはれあがることになり、わずかな刺激でも出血が見られるため食事をとるのも一時的に難しくなるほどです。これに対して性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルス2型を原因とするもので、性器やその周辺に水ぶくれが発生したり、足の付け根のリンパ節がはれるなどの症状を呈します。感染経路は思春期以降の性行為が介在していることが多く、性感染症の性格が濃厚です。